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「ネコに首ったけ」の総領事館が「家族オンライン募集」? ――中国駐大阪総領事館が「虎年で語るニャン」中日野良動物保護オンライン交流会 &中国駐大阪総領事館ネコ家族募集会を開催
2022-02-25 22:22


2月22日は、日本語の数字の発音と猫の鳴き声が似ていることから「猫の日」に制定されています。この日、中国駐大阪総領事館では、「虎年で語るニャン」中日野良動物保護オンライン交流会&中国駐大阪総領事館ネコ家族募集会を開催しました。これは、中国小動物保護協会との共同主催、北京の非営利動物保護センターPet Orphans Home、日本公益財団法人どうぶつ基金、杭州の漫画創作チーム「胡小桃是画渣」の協賛によるものです。イベントは、YouTubeとbilibiliを通じて中日両国の皆さんにライブ配信され、約1,600人が視聴しました。

薛剣総領事は挨拶の中で、昨年、総領事館でずっと餌を与えていた2匹の野良猫「虎虎」と「年年」について触れ、地元のねこ保護協会の協力のもと無事に保護し、現在は職員が預かっており、今日はオンラインでその里親を募集したいと話しました。中国人は古来より「調和の道」を重視し、人と自然との調和・共生についても独自の深い理解と知恵を持っています。野良猫は一見、暮らしの中の小さな問題のようですが、一社会が野良動物にどう接するかは、その思いやりを試されるだけでなく、社会の一人一人の生態バランスとの関わり方や、自然との調和への願いを反映しており、社会全体の進歩、管理能力、科学リテラシーを映し出すものでもあります。中国では近年、野良猫の問題が徐々に関心を集め、多くの心優しい人々が支援の手を差し伸べ、各分野で問題解決のための議論が行われ、関連部門も法整備の角度から積極的に取り組んでいます。


薛剣総領事は、本日のイベントで総領事館と野良猫のエピソードを語り、特別な温もりと感動を共有することはもちろん、この2匹と総領事館にもたらされたご縁をきっかけに、動物や自然を愛する中日両国の皆さんが交流できる場を作り、ともに手を携えて国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて私たちの貢献をしていきたいと話しました。

イベントでは、中国小動物保護協会の王珍秘書長補佐が、中国の小動物保護分野の現状を中心に、協会の沿革や行ってきた公益活動について紹介しました。王氏によれば、新型コロナの発生後、中国の多くの都市でペットに対する特別な配慮があったとのことです。例えば、隔離中にペットの同伴が可能、家に残されたペットに防疫スタッフが訪問ケアを行うなど、インターネット上でも美談として話題になりました。

日本公益財団法人どうぶつ基金の佐上邦久理事長は、日本の野良猫の全体状況や同基金が推進している「さくらねこ」TNR不妊手術事業について紹介し、大阪府の野良猫の不妊手術実施後の推移を例に挙げ、野良猫の「殺処分ゼロ」実現に向け、より多くの人の協力を呼びかけました。


北京の非営利動物保護センターPet Orphans Homeのvivienセンター長は、同センターにおける動物保護から里親の受け入れまでの流れ、特にテクノロジーを駆使した新しい取組みについて詳しく紹介しました。また、中日両国の皆さんをオンライン「猫モフり」にいざない、その猫小屋で飼われている猫たちを見せ、彼らのエピソードを教えてくれました。

杭州の人気漫画創作チーム「胡小桃是画渣」創設者の陳天煜氏は、より多くの若者に野良動物に関心を持ち、その保護チームに参加してもらうことがチーム創設の主旨だと語りました。そのため、救助プラットフォーム「野良萌ペット救助センター」の画像テキストをベースに、漫画やショート動画による新しい情報発信スタイルを生み出し、注目を集め好評を博しています。また、『人民日報』や澎湃新聞などのメディアからも評価や協力を受け、今後も引き続きペットのオリジナル漫画を通じて愛のために声を上げ、温もりを描き、その素晴らしさを伝え続けます。


イベントでは、総領事館の職員から総領事館が救助した2匹の野良猫「虎虎」と「年年」の感動エピソードを紹介したり、中日両国の皆さんからの「私と野良猫のエピソード」動画傑作集を上映したり、さらに里親募集中の「年年」がオンラインで登場し、その可愛らしい姿に両国の皆さんともにハートを掴まれていました。また、「胡小桃是画渣」チームが、総領事館と猫たちのために心温まる漫画を創作し、今もbilibiliで公開中、すでに1万回近く再生されています。

イベント終了後、両国の多くのネットユーザーがコメントや感想を残しました。「イベントを通じて中国人の動物に対する愛情がとても暖かく愛のあるものだと知ることができました。」「これは恐らく日中両国の動物愛護分野における初めてのオンライン交流で、大変有意義なことです。」「両国が協力を強化し、共通の社会問題や環境問題の実質的な解決に向けて努力していくことを期待しています。」「可愛い年年が良い里親に巡り会えますように!」

イベントは終わっても、感動は続いていきます。もう一度、可愛い猫に会いたいなら、中国駐大阪総領事館のYouTubeアカウントで、イベント再生をご覧ください。

 
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