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――駐大阪総領事館2022年大阪中国映画週間の開幕式を開催
2022-11-11 23:00

 2022年11月11日、2022大阪中国映画週間が盛大に開幕した。薛剣駐大阪中国総領事、日本外務省姫野勉関西担当大使が開幕式に出席し挨拶した。著名な映画監督瀧田洋二郎氏、NPO法人日中映画祭実行委員会耿忠会長、大阪府日中友好協会梶本徳彦会長、映画評論家坂和章平氏ら中日各界の関係者150人以上がイベントに参加した。北側一雄衆議院議員、辻元清美参議院議員、大阪府阪南市水野謙二市長、大阪府岸和田市永野耕平市長、大阪府河内長野市島田智明市長、奈良県日中友好協会天根俊治会長、吉本興業大崎洋会長、岡本昭彦社長らから祝電が寄せられた。

 薛剣総領事は開幕の挨拶で次のように述べた。普段仕事している中で、日本の友人が中国映画に対して関心と興味を持っていると感じている。今年の中日国交正常化50周年という記念すべき特別な年にあたり、各方面の支持と協力により大阪で第1回中国映画週間を迎えられたことを大変喜ばしく思う。この映画週間で上映される8本の映画は、テーマが豊富で、内容も素晴らしいので、各界の友人に足を運んで鑑賞していただくよう心から歓迎するとともに、映画を通じて真実の愛らしい新時代の中国を知っていただきたい。

 薛剣総領事はまた、この映画週間の3つの特別な「コラボ」を紹介した。一つ目は、この映画週間のテーマ、「大きな軌跡」と「小さな奇跡」との「コラボ」である。中国と日本の2000年以上にわたる文明交流の歴史の「大きな軌跡」の中で、多くの「小さな奇跡」が起こっている。昔中国からの文化や芸術が日本に伝わり、現地の文化や芸術と融合し、新しい芸術形式――能や狂言が生まれた。今日、映画は中日関係の発展において独特で豊かな役割を果たしており、両国の民心が通じ合って、経済が調和するなどの面での交流と発展を促進している。二つ目は、「お笑いの聖地」である大阪と「中国最高のコメディ映画」の「コラボ」である。この映画週間に上映される映画には、コメディ映画が多く、特にオープニングを飾る映画「月で始まるソロライフ」は好評を博しており、興行成績が好調で、最高のユーモアを持つ大阪の皆様にご満足いただけると願っている。三つ目は、「ダブル11」と映画芸術のロマンの「コラボ」である。本日のこの日を映画週間の開催日にしたのは、「独身の日」に孤独を感じる独身の友達に、映画を見て楽しい時間を過ごしていただき、「ダブル11」ショッピングカーニバルに参加できない海外在住の旅人たちが、祖国からの素晴らしい映画でホームシックを和らげていただければと思う。

 姫野勉氏は、中日両言語でこの映画週間の開幕を祝って次のように述べた。この50年の間、日中の映画界は緊密な交流と協力を保っており、両国の優秀な映画作品は、両国が文明の相互学習を深め、国民の相互理解を促進する架け橋となっている。この映画週間がもたらしている「中国の物語」が、両国の人々の相互理解をさらに促進し、両国の業界間の交流と協力を推進し、日中関係の改善と発展に積極的な役割を果たすことができると信じている。

 開幕式で、薛剣総領事は瀧田洋二郎氏、耿忠氏、坂和章平氏と、中日映画のコラボレーションについて活発な意見交換を行い、以下の認識で一致した。両国は地理的に近く、文化も共通しているため、映画は両国民の相互理解を促進し、両国関係の継続的な発展において独特な役割を果たしている。双方は、映画分野における交流と協力を強化し、文化産業を両国間の実務協力の新たな明るいスポットとし、両国民の距離を近づけ、中日関係の継続的な改善と発展に新たな貢献をすべきである。

 会場では、両国の映画交流協力の歴史を振り返る記念映像も上映された。在日アーティストの葉衛陽氏、日本女性歌手の七穂氏、神戸中華同文学校の舞獅隊ら、両国の老・中・青の3世代のアーティストがそれぞれ素晴らしい演出を披露し、観客から拍手喝采を浴び、会場は大いに盛り上がり、温かい友好の雰囲気に包まれた。

 開幕式終了後、参加者は「アクション!~国境を越えた映画~」をテーマとした中日映画協力50年パネル展を一緒に見学した。両国の映画交流と協力は実りあるものがとても多く、たくさんの優れた映画が言語や文化の違いを越え、両国の人々の心と心が相通じ合うことを促し、両国の交流史上「小さな奇跡」を作り出してきた、と口々に話していた。そして、今後両国にはより多くの良い作品が生まれ、両国の世代から世代へと鑑賞者の記憶に残り、中日友好関係の象徴と継続となり、中日関係の発展の「大きな軌跡」を安定的に前進させることになると信じていると語っていた。

 今回のイベントは関西地区初の中国映画週間で、駐大阪中国総領事館と駐大阪中国観光事務所が共催し、NPO法人日中映画祭実行委員会が協賛したもので、総領事館管轄地域の政府機関、友好団体、経済団体、華人華僑など、両国各界から強い支持を得た。この映画週間では8本の中国映画、延べ11回上映する予定で、チケットは大阪東宝梅田劇場でネット予約できる。



 
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