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2つの祖国の友好を願って 残留孤児が国交正常化50年コンサート
2022-11-21 14:29

 日中国交正常化50周年を記念したコンサートが18日、東京都北区で開かれた。中国残留日本人孤児たちが設立したNPO法人「中国帰国者・日中友好の会」(事務局・台東区、池田澄江理事長)が中国大使館や日中協会の後援を得て主催した。

 第1部では、自らも残留孤児の池田理事長(78)が「日中の国交が回復したおかげで孤児は帰国できるようになった」とあいさつ。ただ、「この50年は日中関係は良好とは言えない状態が続いている」とし、「過去は変えられないが、未来はつくれる。互いの理解を深めるために草の根の交流を続ける」と話した。

 また、相手をけなしたり、あらを探したりすることは両国のためにはならないとし、「日中が互いに認め合って高めあえる関係になってほしい」と訴えた。

 その後の第2部では、日本語が不自由な孤児たちが、心のよりどころとして活動する同会で取り組んでいる演劇や歌、舞踊などを披露した。

 会の活動を支援する河合弘之弁護士(78)は、全国の孤児たちが団結して国家賠償請求訴訟を起こし、老後の生活を保障する施策を勝ち取ったことによって、安心して暮らせるいまの生活があるとした上で、「今日のコンサートは『帰国者の会』があることの成果だと思う」とし、孤児たちが日中の民間外交の架け橋になることへの期待を語った。

 また、自身も孤児と同じ年齢であることに触れ、「私たちが亡くなってもこの会はなくしてはいけない。2世、3世に引き継いで、日中友好のために活動を続けてもらいたい」とも話した。


 
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