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王毅外交部長がASEANプラス3外相会議出席 「新型コロナへの防壁を築く」
2021-08-05 18:53
 

王毅国務委員兼外交部長(外相)は3日午後,テレビ会議の形式で開催されたASEANプラス3(中日韓)外相会議に出席した.新華社が伝えた.

王部長は,「ASEANプラス3各国は東アジア協力の中核となる力だ.我々は来年のASEANプラス3協力始動25周年を契機に,『ASEANプラス3協力活動計画(2023-2027)』を策定し,今後の協力のロードマップを計画し,東アジア共同体という目標に寄与する必要がある」と指摘し,以下の必要性を挙げた.

(1)東アジアの新型コロナウイルスに対する防壁を共に築く.中国はすでに7億5000万回分以上のワクチンを対外提供.今後4ヶ月内に引き続き「COVAX」を通じて1億1000万回分を提供する予定となっている.また,今後3年で30億ドル(1ドルは約109.2円)の追加国際援助を行っていく.

(2)東アジア経済の融合を共に推進する.地域的な包括的経済連携(RCEP)協定の早期発効・実施を目指し,地域経済統合プロセスを加速する.

(3)東アジア発展のモデル転換を共に図る.地域のデジタル化を加速し,東アジア市場の規模的優位性を発揮し,人工知能(AI)やデジタル経済など実務協力に力を入れる.

(4)東アジアの価値観の礎を共に築く.平和・発展・公平・正義・民主・自由という全人類共通の価値観を共に追求する必要がある.

日韓及びASEAN各国の外相はASEANプラス3協力の著しい成果を高く評価し,ワクチン開発協力の強化で合意した.また,多国間主義と自由貿易を堅持すべきとの考えで一致し,デジタル経済や気候変動など新興分野の協力を拡大し,地域のグリーン発展,持続可能な発展を促進する必要性を強調した.

 

 
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