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「私の好きな中国映画」作文コンクール記念賞佳作抜粋(五)
2022-10-01 08:21

私の好きな中国映画はLost in Thailandです。元々、私は香港映画が好きで良くコメディ映画を子供の頃から観てました。このLOST in Thailandは新婚旅行でヨーロッパに行く途中で機上で観ました。当時、初めて中国北京に行って数年後で中国文化に興味を持ち始めた所でしたのでなんの抵抗もなく受け入れて鑑賞しました。ヨーロッパの航空会社でしたので日本語字幕がなく英語字幕で何となく楽しんだものです。ビジネスで成功したシュー・ジェン扮する研究者徐朗が開発した画期的なガソリン添加剤を共同開発者のホアンボー扮するライバル高博が高値で売ろうと画策していた。が徐朗は反対しもう少し研究を重ねたいと考えていた。そしてタイにいる投資家の委任状さえあれば成果が果たせると思いそれぞれがタイに向かう珍道中といった感じですかね。その後同じ飛行機で出会う一風変わった王宝強扮する青年と出会い幾多の困難を乗り越えるドタバタ劇が展開される。最後にはファンビンビンがカメオ出演するというハチャメチャぶりに大層驚かされました。劇中、携帯電話に発信器が装着されていたりとスパイ映画さながらでかなり引きこまれました。実はこの映画を観た後、主演のシュー・ジェンさんと王宝強さんが気になり色々調べたらLost on Jouney 男はつらいにも2人で出演されていて日本では発売されてないので台湾へ旅行の際にlost in ThailandとLost on Journeyを探して購入しました。生憎字幕は中国語字幕しかありませんが今、取り組んでいる上達しない中国語力で何とか頑張って理解して観ようと悪戦苦闘中です。これからもコメディ映画を中心に色々な分野の中国映画を観たいと思います。中国語も続けて勉強しようと思います。

ーー小久保 裕司『Lost in Thailand』


私自身、日本語支援ボランティアとして残留邦人の子孫と関わり、考えることがある。彼らに与えられる仕事の多くは楽ではない。彼らはかなりのリスクを負って日本に来るが、何を求めて日本に来て、そして求めているものを得たのか。肉親のもとで暮らしたいというだけで、過酷な日本での生活に耐えられるものなのだろうか。

個人的には彼らが日本へ帰ってきて「本当に良かった」と思ってくれることを望むが、なかなかそうはいかないのだろうと無力感を抱くこともある。

この映画は多文化共生の歪みと負の部分を描いた作品だがけして暗くない。時折挿入されるユーモアもクスッと笑えて微笑ましい。しかし重要なのは、戦争被害は未だ終息していないということだ。私たちは二度と彼らのような戦争被害者を、生み出してはならない。

ーー池乃 大『麗華の足どりを辿って』


 
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