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薛剣総領事 奈良県・清華大学連携フォーラムに出席
2022-12-20 10:25

  12月18日、薛剣駐大阪中国総領事は奈良県と清華大学との連携フォーラム「日中交流二千年のあゆみと展望」に招かれ出席した。奈良県荒井正吾氏知事、清華大学日本研究センター李廷江主任、日本国際問題研究所佐々江賢一郎理事長らが今回のフォーラムに参加した。清華大学楊斌副学長、福田康夫元首相がフォーラムにビデオメッセージを送り、ジョンズ・ホプキンス大学ライシャワー東アジア研究センターのケント・カルダー所長が基調講演を行った。

  薛剣総領事は挨拶の中で、千年の古都である奈良は日本文化の原点であるだけでなく、中日文化交流の出発点でもあると指摘し、今回のフォーラムの成功を祝福した。近年、奈良県は、荒井知事をはじめとする各界の友好人士の多大な支援の下で、友好省である陝西省及び清華大学と緊密に連携し、中国との交流において実り多い成果をあげている。中国と日本は地理的に近く、文化的に通じ合い2000年以上にわたる交流の歳月において相互学習と相互理解をし、各自の発展と進歩を促進し、親戚のような緊密な関係を築いてきた。 今年は日中国交正常化50周年であり、未来に向けて、双方は2000年にわたる友好交流の史跡や貴重な物語を全力に発掘し、長期にわたって蓄積された豊かな文化遺産を大切にし、精神的なレベルでの交流とインタラクションに重点を置くべきである。

  薛剣はさらに次のように述べた。先ごろ開催された中国共産党第20回全国代表大会は、中国の将来の発展のための目標と政策を明確にし、中国式の現代化により中華民族の偉大な復興を全面的に推進する壮大な青写真を描いた。日本側が、中国との交流と協力を一層深め、新時代の要求に合致した中日関係の構築を共同で推進し、百年一遇と言われる変動局面の世界に自信とポジティブエネルギーを注入することを期待している。


  ケント・カルダー教授は「ライシャワー遺産と新しい中日関係」をテーマとした基調講演を行い、米国外交官だった東アジア学者のライシャワー教授が東アジア研究と中日米関係に積極的な貢献をしたことを振り返り、現在の米中日3カ国は、互いの相違点を理解・尊重し、共に世界の平和と安定を促進すべきだと指摘した。

  荒井知事、李廷江教授、カルダー教授、佐々江理事長は、現在の中日関係や地域交流、各分野での実務協力などについて意見交換を行った。


 
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