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何振良総領事,ジャイアントパンダの「タンタン」を視察
2020-07-01 08:00

 6月30日、何振良総領事は神戸市立王子動物園の招待を受け、ジャイアントパンダの「タンタン」を視察しました。油井洋明神戸市副市長、大澤和士日中友好神戸市会議員連盟会長、上山裕之王子動物園園長等も同行しました。

 何総領事は上山園長からタンタンの近況について説明を受け、次のように述べました。パンダは中国の宝であり、中日友好の使者です。1972年の中日国交正常化以降、中日友好の推進のためかけがえのない役割を果たしてきました。タンタンは2000年に神戸に来てから、神戸市民をはじめとする日本の人々からの愛情を一身に受け、皆に多くの楽しみをもたらしました。今日タンタンがここで元気に楽しく暮らしている様子を視察し、非常に喜ばしく思いました。20年にわたって神戸市各界がタンタンに対して強い関心を寄せてくれたこと、そして王子動物園が心を込めて彼女を世話してくれたことに感謝します。

 何総領事は次のように述べました。双方の協議により、タンタンは貸与期限を迎え帰国します。先日、総領事館に日本の「タンタンを愛する一同」からタンタンを名残惜しむ手紙が届き、我々は深く感動しました。タンタンはまもなく故郷に戻りますが、彼女が20年間神戸や日本で残してくれた思い出は永遠です。

 油井副市長は何総領事のタンタン視察に感謝し、次のように述べました。神戸市は、1973年に天津市と日中間で初の友好都市提携を行って以来、中国各地と密接な交流を展開し、多くの成果をあげてきました。タンタンは阪神淡路大震災の発生後に神戸にやって来て、被災した人々に大きな勇気と励ましを与え、何世代にも渡って深く愛され、神戸市民の心の中で非常に特殊な地位を占めています。タンタンの帰国は名残惜しく感じますが、24歳という高齢のタンタンのことを考えると、故郷に戻ることが最善の選択だと信じています。神戸市は心から新たにジャイアントパンダを迎えられる機会があることを望んでおり、中国側とジャイアントパンダ繁殖の分野でより一層協力していきたいと思います。

 大澤会長は次のように語りました。私自身何度も四川省のジャイアントパンダ基地を何度も訪問し、ジャイアントパンダが友好の使者として重要な役割を果たしていることを目撃してきました。中国側が新たにパンダを神戸に派遣してくれ、中日友好の物語が続いていくことを切に願っています。

 上山園長は次のように述べました。タンタンは神戸市民からとても愛され、毎年王子動物園一番の人気者と評されていました。タンタンの帰国が報道されてから、連日多くの人々が彼女にお別れを言いに来園しています。中国側には、多くの神戸市民がジャイアントパンダを可愛がっていることを理解し、積極的にタンタンの後任について考えていただきたいです。動物園側は、タンタンが貸与期間満了で帰国するまで、これまで通りしっかりと世話をして帰国準備を進めると同時に、新しいジャイアントパンダを迎えられるよう積極的に努力していきたいと思います。

 何振良総領事は次のように語りました。今回の来園で、神戸各界のタンタンへの深い愛情を強く実感することができました。総領事館は今後も引き続き、神戸市が対中交流を展開し、中国側とジャイアントパンダ繁殖において協力できるよう、力の及ぶ限り支持とサポートを提供し、中日友好のさらなる美談としたいと考えています。何総領事は、日本側に総領事館の若手職員がタンタンをテーマに制作したファイルとメッセージボードを記念に贈呈しました。

 2000年7月、当時4歳だったジャイアントパンダ「タンタン」は、四川省の中国ジャイアントパンダ保護研究センターから神戸市立王子動物園にやって来ました。タンタンはそれから20年間、神戸をはじめ多くの日本の人々を楽しませてきました。

 
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