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新年の祝辞
2021-12-31 11:43

  新年を迎えるにあたり、中華人民共和国駐大阪総領事館を代表し、管轄の2府12県の日本の友人の皆様、華僑華人、在日中国企業の方々、留学生、技能実習生等、各界の皆様に心よりご挨拶と新年の祝福を申し上げます。また、この一年、皆様から頂きました、私たち総領事館へのご支援とご協力に深く感謝申し上げます。

  2021年は、世界の好機と試練が共存する一年でした。世界的なコロナ感染状況の起伏や、加速する100年に一度の変局によって、世界は激動の時代に突入しました。時代の岐路に立つ人類は、正しい選択を迫られています。中国は、中国共産党の百年に及ぶ奮闘の歴史から知恵を汲み取り、大きな流れや情勢そして歴史の中で、進むべき方向を掴み取ってきました。対立ではなく協力を、閉鎖ではなく開放を、ゼロサムゲームではなく互恵・ウィンウィンを、覇権支配ではなく平等に向き合うことを貫き、全ての平和を愛する国や人々とともに、人類発展の歩みを明るい未来へと推し進めてきました。

  2021年は、中華民族の歴史において一里塚としての意味合いを持つ一年でした。中国共産党は創立100周年を迎え、習近平総書記は、中国の大地が全面的に小康社会(ややゆとりのある社会)を実現し、2つ目の100年奮闘目標に向けて新しいスタートを切ると正式に宣言しました。中国共産党第19期中央委員会第6回全体会議も成功裏に閉幕、『党の百年奮闘の重要な成果と歴史的経験に関する中共中央の決議』が採択され、中国国民が引き続き歴史から学び、未来を拓き、努力を続け、勇敢に前進するよう鼓舞しました。56の民族が手を携えてチャイナ・ドリームを追求し、中華民族の偉大な復興の実現は不可逆的な歴史の流れとなりました。

  2021年は、管轄内の両国地方レベルの実務協力が着実に進展した一年でした。日本の新内閣発足後すぐに、習近平主席と岸田首相との間で電話会談が行われ、新時代の要求に合致した中日関係を推進することで一致しました。「仁に親しみ隣に善くするは国の宝なり」。両国首脳が指し示す方向に基づき、私たち総領事館はコロナの影響を克服し、新しいアイデアや形式を取り入れ、各界の皆様のご支援とご協力を頂きながら、友好都市交流、経済貿易協力、人文・学術交流等の方面で多くの成果を出せるよう促進し、中日関係の改善と発展にプラスのエネルギーを注いでまいりました。

  2022年に目を向けると、中国共産党と中国の政治活動にとって最も重要な第20回党大会、そして中日関係史においても節目となる中日国交正常化50周年を迎えようとしています。私たち総領事館はこれまで通り、人民のための外交原則を実践し、海外同胞の暮らしを常に念頭に置いて、管轄区域内の中国人同胞と中国企業の安全や合法的権益をしっかり守ります。友情と協力の基盤を強化し、中日関係の安定的改善と発展に貢献し、より強く、たくましい、そして堅実で安定した中日関係を次の50年につないでまいります。開放とウィンウィンの理念を堅持し、日本の各界が中国発展の成果を共有するための機会をより多く作り、手を携えて人類運命共同体の構築を推進します。

  あと1カ月余りで、待ちに待った北京2022冬季オリンピック・パラリンピックが開幕します。中国はすでに、シンプルで安全で素晴らしいオリンピックを世界に届けるための準備を整えています。皆で力を合わせて、「共に未来へ」。国際社会がこの祭典を通じて、互いの理解と友好を深め、自信と勇気を手に入れ、これまで以上に団結し、より良い未来へ向かうことを、私たちは期待し、確信しています。

  末筆ながら、皆様のご健康を心よりお祈りいたします。どうぞ良いお年をお迎えください。

中華人民共和国駐大阪総領事  薛剣

二〇二一年十二月三十一日    

 
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