トップページ > 総領事館ニュース
薛剣総領事 神戸市立王子動物園を訪れ、パンダ「タンタン」を見舞い中国の専門家を激励
2022-06-12 21:11

6月8日、薛剣総領事は神戸市立王子動物園を訪れ、病気で一時的に観覧中止になった休養中のジャイアントパンダ「タンタン」を見舞い、最近四川省から神戸へ医療の助言に来園している中国ジャイアントパンダ保護研究センターの成彦曦獣医師と王平峰飼育員を激励した。

神戸市民の心の中に特別な地位を持つ「神戸のお嬢様」―タンタンは、今年26歳、人間の80歳近い高齢者に相当する。昨年3月に心臓疾患と診断された。今年5月、中国ジャイアントパンダ保護研究センターの成彦曦獣医師、王平峰飼育員が「タンタン」の病状と健康管理に対して助言を行うために神戸市立王子動物園に到着した。

王子動物園パンダ館で薛剣総領事は、神戸市建設局林泰三局長と王子動物園加古裕二郎園長及び二人の中国人専門家に案内されて、ジャイアントパンダ「タンタン」を見舞った。総領事は「タンタン」の近況を詳しく尋ね、おいしいリンゴの果物かごを「タンタン」に贈り、一日も早く回復するよう祈った。

総領事は、2人の中国人専門家や動物園関係者との懇談会も行い、次のように述べた。大阪総領事館は、世界200以上の中国大使館と領事館の中で、ジャイアントパンダの数が最も多い管轄区域にある。友好使者として、ジャイアントパンダは、中国と日本の国民の友好関係を強化するという特別な使命を背負い、かけがえのない役割を果たし、中日友好に積極的な貢献をしてきた。ジャイアントパンダ「タンタン」は神戸地区だけでなく、全国で多くのファンを抱えている。総領事館の「パンダ外交」は進行中であり、多くのジャイアントパンダに関する交流イベントを行った。王子動物園と共催した「タンタンオンライン交流会」や「タンタン誕生日記念会」などを通して、多くの日本人が中国に注目し中国に近づき、現代中国の発展と変化に対する理解と親しみやすさを深めた。

成彦曦獣医師と王平峰飼育員は、来日後の仕事について薛剣総領事に報告した。 王子動物園が「タンタン」のケアに特に思慮深く、チーム全体が「タンタン」と深い感情で結ばれている。来日から20日以上にわたり、日本の医療、飼育、管理スタッフと緊密に連絡を取り合い、一緒に治療、飼育計画及び緊急時対応計画を策定した。「タンタン」の全体的な健康状態は安定しており、食欲と活動は以前よりわずかに回復したが、ジャイアントパンダは年老いて弱っており、心不全の末期にあり、毎日様々な薬物を使って病状を制御する必要があり、外的要因の刺激によって疾患が悪化しやすい状況だと述べた。

懇談会終了後、薛剣総領事は日本共同通信、毎日新聞、読売新聞、神戸新聞、毎日放送テレビなどのメディアの集団インタビューを受けた。薛総領事は「タンタン」の近況を簡潔に紹介し、ジャイアントパンダは中国の国宝として、日本ないし世界できわめて高い人気を得ており、「パンダ愛」から「人間愛」へ、「パンダファン」から「中国ファン」へと発展することを期待している。中国は神戸とのジャイアントパンダ共同研究プロジェクトを重視しており、新型コロナ流行の困難を克服して、日本側と積極的に「タンタン」の立ち合い診察を行うため2人の専門家を派遣した。現在の「タンタン」の病状は安定しており、「タンタン」が一日も早く回復し日本国民と対面出来ることを期待していると述べた。

 
Suggest To A Friend
  Print
中華人民共和国駐大阪総領事館 著作権所有
http://osaka.china-consulate.gov.cn/jpn/