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良友を集め、友好の未来を協議する ――中国駐大阪総領事館が2023年度広報アドバイザー任命式を開催
2023-04-18 10:46

 3月28日、中国駐大阪総領事館は2023年度広報アドバイザー任命式を開催した。薛剣総領事が出席してスピーチを行い、総領事館広報アドバイザー全員及び管轄区域の多くの日本語メディアと中国語メディアの代表が式典に参加した。

 式典に先立ち、薛剣総領事とアドバイザーたちは総領事館がデザインした管轄区域の中日平和友好条約締結45周年記念イベントマークの除幕式を共同で行った。薛剣総領事は顧問団の日本側メンバーである貫井正氏とともに次のように紹介した。梅の花と桜の花はそれぞれ中国と日本の代表的な花であり、マークには梅の花と桜が絡み合って、色彩が照り映えあっており、両国間で歴史的に意気通じ合い、枝が寄り添い、友好交流の歴史が長く、各分野で緊密な交流があり、お互いの利益が深く溶け込んでいることを象徴している。枝が上向きに伸びているのは中日両国および中日関係の良好な発展への期待を表している。

 薛剣総領事は、広報アドバイザーの皆様に対し、中日関係への貢献と総領事館の仕事への支持に感謝したうえで、先般、成功裏に開催された中国の全人代と政治協商会議全国大会及び中国の最新の発展と展望を特別に紹介した。さらに次のように述べた。新しい時代には、中国は揺るぎなく質の高い発展を促進し、世界の平和と発展を揺るぎなく守り、ハイレベルの開放を揺るぎなく堅持する。中国は世界の中国であり、その質の高い発展を通じて、日本を含む世界各国の発展に原動力を注ぐだろう。

 薛剣総領事は次のように強調した。45年前に中日両国の間で締結された平和友好条約は、中日関係発展の法的規範を確立した。それは両国の政府と議会が両国国民と国際社会に対して平和友好関係を発展させることについての厳粛な約束であり、双方もこれをもとに中日友好に対して厳かな国際法の義務を負ってきた。現在、中日関係は重要な段階にあり、両国各界が条約締結の初心に立ち返り、条約の義務を適格に履行し、平和、友好、協力の未来を共に切り開くことを期待している。

 薛剣総領事は次のように述べた。新時代の中日関係を構築する基盤は、双方の相互理解と信頼を高めることにあり、現在の最も緊急な課題は情報の繭を打破し、日本社会への中国情報直通列車を開通することである。今回のアドバイザーは9名で、中日双方の人数はほぼ半数ずつ、各年齢層と幅広い職業分野をカバーしており、新時代の中国及び中日関係の発展と変化を多角的に、全方位的に、深く示すのに有利である。皆様には、日本の各界に対し、真実の、立体的で、信頼できる、愛すべき中国のイメージを積極的に紹介し、両国関係の改善と発展に更に多くのプラスエネルギーを注入していただきたい。中日平和友好の声をより広く、より遠くまで伝え、中日の世世代代の友好が、両国民の心に根ざした確固たる信念に変え、両国関係の明るい未来を共同で開くために、皆様と手を携えて努力していきたい。

 秋岡栄子氏は、日本側顧問の代表として次のように述べた。日中関係の現状が厳しいことを非常に残念に思う一方、三つの分野において夜明けの光が見え始めている。一つは若者である。若者は国際的な視野を持ち、他国をより客観的に評価し、他国の長所に共感することができる。日中両国の若者は互いに比較的高い好感度を持っているので、日中関係の明るい将来を十分に期待できる。二つ目は、駐在員である。中国在住の日本人は中国に対して深い感情を持っており、日本に帰国した後も中国人の友人と連絡を取り合い、中国の情報を直接手に入れ理解することができ、一方的な報道だけを信じることはない。彼らは友好の信念を心にとめて、日中関係の改善と発展を支援する確固たる力である。三つ目は、友好都市である。日本の一部の都市は、現状下で中国との交流を行うことに疑問や懸念を抱いているが、双方の友好都市は多く、深い交流があり、私たちが大切にし、十分に活用すべきチャネルと手がかりである。皆様とともに機会をつかみ、両国関係の前向きな側面を拡大し、両国関係の明るい未来を作り上げるために努力し続けたい。

 王敏氏は中国側顧問の代表として次のように述べた。中日友好は私たちの「生命線」なので、「生命線」を守るために努力するのは当然である。私は、主に周恩来総理に関する研究に従事している。 40年以上前に、中日平和友好条約締結を記念して、京都の友好団体と地方自治体が共同で「雨中嵐山」という詩碑を設置した。昨年、中日国交正常化50周年を記念して、詩碑「雨後嵐山」の完成を促成した。これは周恩来総理に対する追憶であり、その中日友好への信仰の継承でもある。これからは、皆さんとともに探求し、学習力、実践力、文化力、平和力を絶えず高め、勇気と信念をもって、中国の物語をよく語り、両国民の友情を促進し、周総理の夢、私たちの夢、そして中日両国の夢を実現させていきたい。

 他の顧問も中国とのつながりを踏まえて、中日関係への期待と改善方策について自分の見解を語り、次のように述べた。この重要な年に、総領事館の広報アドバイザーチームに参加できることは大きな光栄であるとともに、責任重大であると感じている。中日友好は両国の発展、そしてアジアと世界の平和、安定、繁栄に資するものだ。現在、両国関係は困難に直面しているが、悲観したり嘆いたりするのではなく、できることから行動し始め、「逆風」の中で中日友好への信念を強め、それぞれの専門分野に立脚し、日本国民が中国を理解する機会を作り出し、中国の客観的かつ真実のイメージを発信し、中日の民間友好を促進する重要な任務を担い、両国関係の改善と発展、そして新時代の要求に合致する中日関係の構築に貢献すべきである。

付録:広報アドバイザーチーム名簿(順不同)

坂和 章平 弁護士、映画評論家

伊関 要  大阪府日中友好協会評議員、豊中市市日中友好協会理事

秋岡 栄子 日中友好会館評議員、経済評論家

貫井 正  エッセイスト、中国社会科学院文学博士

中山 邦夫 株式会社Second Culture代表、音楽プロデューサー

王  敏  日本法政大学名誉教授、社会文化学者

宋  文洲 評論家、日本で起業し、上場した初の外国企業家

李  思萱 株式会社BRAND JAPAN代表取締役

楊  小渓 中国情報発信YOUTUBER 

 
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