トップページ > 総領事館ニュース
中国渡航ビザ問題に関するQ&A集
2023-07-20 09:56

昨今、中国渡航ビザの申請件数がさらに増加しています。皆様のニーズに積極的に対応すべく、中国駐大阪総領事館(以下、総領事館)は、大阪中国ビザ申請サービスセンター以下、ビザセンター)と連携し、業務フローの最適化、追加人員の配置、受付時間の拡張、受付窓口の増設を進め、少しでも快適にご申請いただけるよう努めています。総領事館及びビザセンターは、すでに公式サイトで各種ビザ申請書類の詳細な説明を公開していますが、申請者の方が要件通りに関連書類を準備できず、ビザ手続きの進捗に影響を及ぼすケースがありました。手続きの中で比較的多く見られる問題について、現在のビザ政策を交えながら、以下の通り回答します。

Q1:ビザ申請でビザセンターに行くとき、申請書を持参しなければなりませんか。ビザセンターで記入してもいいですか。申請書の記入項目はなぜこんなに多いのですか。

A:『中华人民共和国签证申请表』は中国ビザ申請の必要書類であり、ビザセンターでは全面的にオンラインでの記入を実施しています。申請者は、ビザセンターの公式サイトを通じたオンラインでの記入後、印刷・署名し、予約した手続当日に持参して提出する必要があります。

現在、中国の全ての在外公館は世界統一規格の『中华人民共和国签证申请表』を採用しています。ビザのスムーズな発給のため、申請者は丁寧に表の各項目内容を記入し、関連事項を実際の通りに正確に申告してください。

Q2:申請写真の具体的サイズの基準は?ビザセンターに行く時に写真を忘れたらどうすればいいですか。

A:ビザ申請用の写真の要件は、申請前6か月以内に撮影、正面、カラー(背景は白)、無帽、小二寸(48mm×33mm)です。関連基準はビザセンターの公式サイトに説明が掲載されています。

ビザセンターのロビーに、その場で撮影できるカメラが設置されており、申請者は必要に応じて使用することができます。

Q3:東京在住で、一時的に大阪で働いています。大阪のビザセンターでビザを申請できますか。

A:在日公館は現在、ビザ申請に対し管轄区を分けた受理を行っており、申請者は居住地の管轄区に基づき、対応する公館でビザ申請を行わなければなりません。例えば、申請者の在留カードの居住地が東京の場合、東京のビザセンターでビザを申請する必要があります。ただし、本管轄区に勤務、就学している申請者の便宜を図るため、管轄区内の企業組織発行の在職証明書または教育機関発行の在学証明書を提出できる場合、その申請者のビザ申請を受理することができます。

Q4:うちの子どもが日本のパスポートでビザ申請しようとしたら、総領事館で旅行証を作るよう言われたのはなぜ?

A:『中華人民共和国国籍法』の関連規定によれば、国際結婚によって生まれたハーフの子どもは、外国のパスポートを持っていても、中国国籍を喪失したことにはなりません。日本の場合、両親のどちらかが中国公民で、子どもが日本で生まれた時に中国国籍の父親または母親に日本永住の資格がない場合、子ども自身が出生時から日本国籍を有していても、中国国籍法の関連規定に適合しないため、やはり中国渡航には総領事館で旅行証を申請しなければなりません。

Q5:事前に航空券を予約しており、ビザ申請の予約時点で発給が出発までに間に合わないことに気づいた場合、発給を前倒ししてもらえますか。

A:現在、ビザ申請数は増加し続けており、ビザ申請予約には一定の待機期間が存在します。申請者は行程を合理的に計画し、ビザの取得後に航空券を購入すべきです。総領事館は航空券を理由に申請者のビザ審査・発給を前倒しすることはできません。

Q6:中国系日本人ですが、コロナで3年間帰省できておらず、突然実家から父親が重病だとの知らせがあり、急いで帰って面倒を見なければなりません。どうすれば早急にビザを取得できますか。

A:緊急・人道上の中国渡航理由がある申請者に対し、ビザセンターは特別に予約免除の優遇制度を設けています。人道ビザはQ/Sの親族訪問ビザに属し、申請者は親族訪問ビザの申請書類に、その直系親族の『危篤・重病通知書』『死亡証明書』及び親族関係証明書を加えて申請することができます。

注意が必要なのは、優遇制度は「予約の免除」であって「書類の免除」ではないことです。申請者は全ての必要申請書類を揃えた後でビザセンターへ行って手続きし、一度で完結するようにしましょう。

  総領事館は、申請者の皆様が、中国渡航ビザの一日も早い発給を切望される気持ちを十分に理解し、ビザセンターと提携しながら、様々な措置を並行させることで、ビザ申請の受理能力をさらに高めていきます。申請者の皆様には、ビザ申請の前に総領事館やビザセンターの公式サイトで公開されている各種注意事項をよくお読みいただき、その都度、関連政策の要件を理解し、申請にかかる時間を最大限短縮されることをお勧めします。各方面の協力を通じて、より多くの中国渡航者の皆様に、一日も早くスムーズに中国ビザが発給されますよう努力していきます。


 
Suggest To A Friend
  Print
中華人民共和国駐大阪総領事館 著作権所有
http://osaka.china-consulate.gov.cn/jpn/