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薛剣総領事が岡山県を訪問
2024-02-28 14:59

 2月22日から23日にかけて、薛剣総領事は、今年の夏岡山県で開催される第7回西日本中日友好交流大会(以下、交流大会と略す)の準備を推進するため、岡山県を訪問し、伊原木隆太岡山県知事、大森雅夫岡山市長、伊東香織倉敷市長、吉村武司備前市長ら自治体責任者を表敬訪問し、岡山大学を訪問し、岡山県日中友好協会主催の歓迎会、岡山市日中友好協会主催の新年会に出席したほか、現地の中日協力産業施設を視察した。

 薛剣総領事は次のように述べた。岡山地区は中国との友好交流の歴史が長く、儒教や律令制度を日本に伝えた遣唐使の吉備真備、周恩来総理から中日国交正常化の「井戸を掘った人」と称された岡崎嘉平太など、多くの中日友好の先駆者を生んできた。岡山県の各界は長期にわたり、中国との交流を熱心に推進し、中日友好を積極的に支援しており、岡山県と江西省、岡山市と洛陽市など8組の友好縁組は協力の基盤が深く、実りある成果を挙げている。今回の岡山での交流大会を契機として、民間友好の伝統を継承し、先人の勇気と知恵を受け継ぎ、岡山の各界が中国との交流のさらなる拡大、協力レベルの向上、各界の友好の絆の強化を推進し、新時代を背景とした市民レベル、地方レベルでの中日関係の改善と発展のために、ポジティブエネルギーを蓄積していくことを期待している。

 伊原木隆太知事は、高校時代に岡崎嘉平太氏に随行して中国を訪問した経験を振り返り、岡崎先生の日中友好への熱意と気高い人格が、自分の人生に重要な好影響を与えたと述べ、岡崎先生の遺志を引き継ぎ、友好関係をもつ江西省との農業、教育、医療など各分野での交流・協力を深め、双方の友好関係をより高いレベルへと推し進めたい。交流大会が岡山県で開催されることを光栄に思い、積極的な支援と協力を行う用意があると述べた。

 大森雅夫市長と伊東香織市長は、交流大会の岡山での開催に対して歓迎の意を表明し、岡山市、倉敷市をはじめとする岡山県各地は、常に中国と友好関係にあり、洛陽市、鎮江市などの友好都市とは、長年にわたり緊密な交流と綿密な協力を続けてきた。今回の交流大会を契機として、双方の、特に若者の相互訪問や交流を積極的に推進し、各分野における実務協力のレベルを高め、両国民が互いを知り、日中関係の改善と発展を促進したいと述べた。

 那須保友学長は次のように述べた。岡山大学は中国と特別かつ友好的な関係にあり、中国の35の大学や研究機関との協力を展開しており、中国人留学生が留学生の6割以上を占めている。今回の交流大会に積極的にかかわり、引き続き様々な面で中国人留学生を支援し、両国の青少年が交流を拡大し、共に体験し共に学び、共に修め共に成長することを推し進め、日中友好の明るい未来のために積極的に貢献していきたい。

 岡山県日中友好協会原田健明会長、岡山市日中友好協会土井章弘会長は次のように述べた。日本と中国は特別で緊密な関係にある隣国であり、歴史的、文化的な根源は切り離すことができず、平和と友好は双方にとって唯一の正しい選択である。岡山地区の日中交流は歴史が長く、民間友好の基礎は深くて厚い。その優位性と影響力を十分に発揮し、総領事館と共同してこの交流大会を盛り上げ、各界の友好的な熱意をさらに結束させ、市民友好の声を増幅させ、西日本地域における日中友好の新天地を切り開くことを望んでいる。

 薛剣総領事はまた、倉敷市の水島航空宇宙産業研究会(MASC)を訪れ、同会が中国から導入した「空飛ぶクルマ」を視察し、「空飛ぶクルマ」分野における双方の協力についての紹介を受けた。

 
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